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2023/04/05
クライミングツアー生野ボルダー公開イベント サナBLOG(23.04.02)
どうも、staffサナです。
先日はお休みをいただいて、「生野ボルダー」の公開イベントに行ってきました!
兵庫県下では珍しいボルダーの公開エリア。
今回はそのイベントの様子をご報告です◎
◆生野ボルダー概要◆
兵庫県朝来市栃原に広がる生野高原。
海抜600mの高原の中に、生野ボルダーは広がっています。
〈課題について〉
現在約150課題
6級~初段までの課題があります。
※イベント時点での情報
〈イベントについて〉
約60人のクライマーが当日は参加しており、3グループに分かれて3エリアを順番に移動する形式。
私はBグループでの移動となりました!
以下は当日のBグループスケジュールです↓
10:00~10:30 開会式
10:30~13:00 第一エリア:別荘エリア
13:00~15:00 第二エリア:ロケットエリア
15:00~17:00 第三エリア:大岩エリア
…自由解散
【生野ボルダー駐車場にて開会式】
駐車場の立て看板があるので、非常に分かりやすいです。
また、生野ボルダーHPにも駐車場の位置情報が記載されています。
※駐車場にはポストがあり、一人500円の登攀料金が必要になります。(駐車料金ではないことにご注意)
栃原区長と、開拓者竹谷大介さんのお話
岩を見つけてから開拓と公開に5年の歳月をかけたとのこと。
【第一エリア:別荘エリア】
開会式が終わると、それぞれのグループに分かれてエリアへ移動。
Bグループは、3エリアの中でも駐車場から一番近い別荘エリアへ。
生野ボルダー公式サイトより引用≪https://ikuno-boulder.com/≫
手書きのエリアマップが可愛い♡
移動するマット集団!笑
県内クライマーが多くいましたが、中には遠方から参加したクライマーも。
別荘エリアまでの道は比較的歩きやすく感じました!
登れそうな岩が見えてきた…!
別荘エリア着!
ちなみに別荘の由来について。
このエリアの下方に別荘があるためだそうで、声を潜めて静かに開拓していたそうですよ。
案内人の方から、「それぞれ自由に登っていいですよー!」とのことなので、みんな興味のある岩へ。
私はオススメ課題と記載があった重石岩の横面へ。
まずはアップとして『命/2級』
マントル悪かった…
写真で見える横クラックは全部逆向き。
しっかり左手で返しきる課題でした◎
ここで気づいたのは、「生野の岩は痛い」ということ。
花崗岩ほどではないけれどもエッジがあり、指に食い込むな~という感じ。
テーピングを巻くのが良いかも。
岩でのテーピングなら、クライムスキンのテーピングがオススメ。
細いので、指先を保護したい部分だけ巻けます。
さてさて
アップも終わらせたので、本命?の『グラジオラス/初段+』
強い男の人たちが登っていたので、混ぜてもらいセッションへ
割と傾斜がある。
クラックをガストンで持つか、そのまま持つかでムーブが分かれそう。
頑張れそうだったので、あきらめずトライするも、時間が来て終了…
これは悔しい。また来て頑張らねば。
午前中の時間はほとんどこの課題に使ってしまい、反省…
【ロケットエリア】
続いてはロケットエリアへ。
別荘エリアから少し歩くと、大きな岩が見えてくる。
横から見るとロケットのような形。
(横から撮るのを忘れてました…ぜひ現地で見てみてね)
まずは、ロケット岩にある「レゴリス/2級」から。
顕著なホールドをつないでいく課題になるので、これは登りやすかったです。
「メテオラ/1級」
下部は「レゴリス/2級」と同じだが、少し左に抜けるので、高度を感じやすい課題。
リップの1手を出すのが怖い。そこで諦めて落ちるのも怖い…。
私は1回クライムダウンで降りてきました笑
何人か完登した人に話を聞くと、リップは持ちやすいガバとのこと。
私の指皮もこの時にはあまりなく、ハイボルにより1回のトライでかかるダメージのことも考えると、少ないトライ回数で終わらしておきたいところ。
(微妙に2手目が遠くて体力が吸われる…)
完登した人のお話を信じて気合を入れて再トライ!
核心のリップ取り
足位置を工夫してみたところ、これがハマってリップが取れたー!
実は前回のトライで、リップ取りの時に足が見えず恐怖感が増していたので、地上から足を置けるホールドの位置を把握してました◎
足位置って大事!
時間はまだまだありましたが、最後のエリアに体力を残してこのエリアはこれで終了。
高い岩が登れたのはうれしい!
イベントに参加してくれた方のマットがしっかりあったのも安心感の一つになりました!
次は初段のラインも触りたい…。
【大岩エリア】
ロケットエリアからひたすら下に降りていくと行き着くエリア。
迫力ある大岩です。私のテンションも爆上がり。
何本かラインが引いてあるのでいろいろできる岩です。
何課題か触ってみましたが、結論から言うとこのエリアでの収穫はナシ!笑
大きな岩が登り切れるほどの体力がこの時にはもうありませんでした…
心に残ったのが、「木漏れ日カンテ/1級」
左のカンテラインを登っていく課題。
簡単そうに見えたのに、触ってみるとなかなかのパワー課題…
これに全部持っていかれた私…
難しいけど、ムーブがいくつかありそうで楽しい課題でした!
ぜひ触ってみてほしいです。
大岩の下は水が流れていて、雨の日はもっと水が流れることだと思います。
雨の後のトライは難しいかも。
(開拓のインスタでは、雨の後は生野ボルダー全体的に染み出しやすいとありました。)
【イベント全体を通して】
終始フリーな雰囲気だったので、自然な流れでセッションできて楽しいイベントでした。
こういったボルダーの公開イベントは珍しいので、近辺・遠方を問わず、強いクライマーが参加しており、それぞれの登りを間近で見ることが出来たのは私にとって良い経験になりました。
また、エリアにいくつか点在していた初登を見れたのも感激しました。
私は平日休みが多いので、たくさんの人とのセッションは慣れず緊張しましたが、それ以上に同じ好きを共有する人たちとの空間が楽しくもありました。
【生野ボルダーに関して】
生野の岩質に慣れていないのもありますが、全体的なグレードとしては悪く感じました。
ただ、課題を選べばマットが少なくても登れること、下地も比較的良い岩が多いことを含めると、通うエリアとして申し分ない場所だと感じました。
この日は風が特別強かったのもありますが、木々に閉ざされているので4月上旬でもかなり寒く感じました。
(ダウンが欲しいって何度も思うくらい)
寒さ対策はそれなりにしていた方が良いかと感じます。
また、生野ボルダーには守るべき決まり事があります。
このエリアが公開となるまでに私たちが考える以上に、きっと大変なご苦労があったことだと思います。
長く愛されるエリアとしていくために必要な決まり事。しっかりと守っていきましょう!
詳細は、公式HPをご覧くださいね。
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