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2023/01/05
クライミングツアーRock Trip in比叡ボルダー DAY1 さなBLOG(22.12.30-23.01.03)
どうも、staffさなです。
今年の正月遠征は、九州宮崎
比叡ボルダーに行ってきました。
(◆ホライゾン岩と私)
スケジュールの日程としては…
DAY1(12/30) 移動日(深夜出発~愛媛からフェリーで大分へ~車で宮崎入り~比叡各エリアの散策)
DAY2(12/31) 大谷エリアで登攀
DAY3(1/1) ヤケダケエリアで初登り!
DAY4(1/2) 指皮休めで宮崎観光
DAY5(1/3) ヤケダケエリアにて登攀
DAY6(1/4) 移動日
今回ツアーでは、比叡の看板課題の1つである
酒越しの舞(1級)
星やどり☆(初段)
を目標にしていました。
★★★★★★★
★DAY1(2022.12.30)
広大な山の中にエリアが点在している比叡ボルダー。
エリア同士も車での移動となっており、岩の状態を確認しておきたかったので、1日目はエリア散策にあてました。
(◆エリアに入る前に協力金のポストがある。)
比叡はトポがあるものの、道がすこし分かりにくく、1日目にエリアの散策をしていたのは本当によかったと思います。
地元クライマーに道を聞く場面や、分岐が分からず彷徨う時間もありつつ、無事に目的のエリアを見て回ることができました。
さすが火山大国、九州。
どの岩もスケールが大きく、見ているだけで手汗が滲んでくる岩の大きさ。
「怪我をしない!」それが今回トリップの目標でもあるのだ!
(◆ホライゾン岩)
(◆ドーム岩)
ヤケダケ~カランコロンエリアに関しては、歩きにくい部分も、簡易的な階段や橋が作ってあり、エリア整備に携わっていただいた方々の苦労や、その有難さを痛感しました。
(◆登りにくいところは、階段がつくってある。)
課題を触りたい気持ちを抑えつつ、この日は移動の疲れもあったので、目標課題を見て回るのみ。
★★★★★★★
★DAY2
大谷エリアでの登攀。
今回の目標課題である「酒越しの舞」(1級)をトライ。
「酒越しの舞」はホライゾン岩の左端に位置する課題で、縦に入ったクラックが魅力の課題。
(◆酒越しの舞)
横クラックから縦クラックに入る部分が核心の一つ。
一緒に行ったムロ君とムーブを構築しながら登っていきます。
(◆ここからヒールで縦クラックに入るのが難しい。)
途中で熊本クライマーと合流し、セッションに。
その場で会ったクライマーとセッションできるのも岩遠征の醍醐味ですね。
熊本クライマーのSさんがめちゃくちゃ楽しい人で、クスクス笑いつつ応援させてもらいました笑
下部の縦クラックに移る場面で何度か落ちましたが、ヒール位置と左手のプッシュを意識すれば難なくこなせ、上部は熊本クライマーのYさんの登りを参考に足位置を考えていたので、そこまで苦労することなく登りきることができました。
(◆ロープで降りてくる私。写真左上)
登り切った先に下降用のロープを見つけ、ロープを使って降りてくる私。
なんてありがたい岩場。
~~~~~~~~~
続いて。
Yさんは「エピック」(二/三段)をトライするとのこと。
登れないだろうなーと思いつつ、これも何かの縁だと思い、セッションすることに。
こちらも大きなクラックから、上部は小さなカチホールドをつないでトップアウトする課題。
(◆エピックを触るさな)
思いのほか進んで嬉しかったです笑
またいつか挑戦してみようかな。
~~~~~~~~~
続いての課題は、「イノリ」(1級)
巨大な岩に縦のクラックがまっすぐ入っているのが美しいライン。
「良いラインやん。」
1日目に岩の前に立った瞬間、思わず口からこぼれ出たのでトライしたかったライン。
これも先ほどのYさんSさんたちご一行が「イノリ」をするとのことで、
「ご一緒してもいいですか?」と聞くと、
「もうこんだけセッションすれば、僕たちは同じグループですよ!」とSさん。
熊本クライマー、なんて優しいの…。
実は「イノリ」は、九州に来る前にインスタで見て知っていた課題。
キャ〇パー井上さんがマントル落ちしていたので、やるつもりはなかったんですが、実際に岩の前に立ってしまうと登りたくなるのがクライマーの性。
4メートルほどの大岩でランディングも良くはないですが、幸いマットも豊富にあるし、スポッターもたくさんいる。
登らない理由がない。
「イノリ」下部のクラックはポジティブなので、ムーブはいくつかあるのかなという印象。
実際、セッションしている中でもみんなのムーブは微妙に違っていて、いろいろ見て学ぶことができたので楽しかったです。
上部はリップ前の横クラックを掴んでからが勝負。
(◆上部はバランスが悪い)
あまり良くないカチを保持しつつ、足上げを行わなければならないのでヒヤヒヤしました…。
上手くバランスを取りながらリップを保持し「よっしゃぁ!」とひと息。
その後、リップ奥を探るも何もなし。
近くの落ち葉を払い除けるも何もなし。
…この手前のなるいホールドだけでマントル返すの?
半ば絶望的になりながら、反面冷静な自分もいて、10月にお客さんと行った京都笠置の「ハコフグ」1級のマントルを思い出していました。
「マントルが手前のホールドだけの時は、足が外れないように気をつけながらプッシュに変えていく」
経験豊富なお客さんに教わったマントルの仕方を思い出しながら、覚悟を決めてプッシュに変えていく。
…岩の上に立つと同時に溢れ出す脳汁。
3撃、しかもセッションしている中で最初の完登。
めちゃくちゃ嬉しかったです。
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次の課題は、Yさんにオススメされた「マツノキミギ」(二段)
(◆マツノキミギのトライ)
結論から言うと、全く戦わせてもらえませんでした。
ギャスで入るところが私には若干遠かった。
また今度来た時にリベンジしたいと思います。
この時点で時刻は15:30
風がかなり強くなり、寒さも増してきたのでこの日は撤退することに。
撤退前に、「ホライゾン」(五段)を記念受験。
(◆ホライゾンスタートから一手目へ)
一手目も取らしてもらえない笑
(◆ホライゾンで映えを狙う)
一番ポジティブで面白そうなところもおさわりして、映え写真を撮り、この日は終了!
DAY2につづく。
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